姉さんは僕のお人形
第7章 排除開始
「結衣、来てくれてありがとう」
「あっ…う、うん!」
何、緊張してんのよ私はー!
いつもみたいに明るく!
いつもみたいにフレンドリーに!
…無理だ。出来ない
「姉さんに結衣の事話したら、
すごく喜んでた。やっぱり結衣って好かれて
るんだな」
「わあっ…そうなんだ!」
これは素直に嬉しかった
最近、あまり話してないし
家に行っても気まずくなったら、
どうしようって不安だった
喜んでたなら良かった…
私は冷くんに案内されて、麗奈ちゃんの部屋についた。
「ここが姉さんの部屋。後は二人で
ゆっくり話しなよ」
「え…冷くんはいいの?」
私が尋ねると、冷くんは苦笑いで
「さすがに女子二人の中に、男子一人は
嫌だからさ」
と言って、階段を降りて行った
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