姉さんは僕のお人形
第8章 拷問
「冷…くん!終わったの?」
「うん。優斗が姉さんに手を出す事はないよ。
僕の友達の所に預けておいたから」
「そうなんだ…良かった」
姉さんが少し笑顔になる
でも、さっき何故泣いていたのか?
それが気になって仕方ない
聞きたいけれど、聞きづらい
「ねえ…」
ふと、姉さんが口を開く
「どうしたの?」
「あ、あのね…結衣と付き合ってるって本当?」
「………!」
さすがに驚いた。
何で姉さんが知ってるのか?
結衣が話したのかな…
実際は、付き合っていない
僕が結衣を騙しているだけ
でも、そんな風に答えたらー…
姉さんに嫌われるかもしれない
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