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その次の日には恐ろしいことが起こった。

「キャアッ！」

携帯を見ていた灰音が突然悲鳴をあげた。
純と美奈は椅子から転げ落ちそうになり、立っていた柊一は灰音のもとに駆け付けた。

「どうした？」

柊一はメールを覗き込んだ。

『これ以上余計な詮索をするな。お前たちの事務所に乗り込んで皆殺しだ』

柊一が黙読を終わらした途端、携帯が鳴りだした。
見たことがない番号…
灰音が青くなって震えだした。
柊一は灰音の手から携帯を取り上げると黙ってOFFのボタンを強く押し電源を切った。

「電源切ったからもう鳴らないよ。」