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少年探偵事務所

第16章 大混乱のパーティー

「人が持ってるグラスにダイヤなんか入れられる?」

「…」

「それに『長木さん』の呼び方が違うぜ。」

「え?」

「灰音の『長木さん』の呼び方は『キザな泥棒さん』だ。『怪盗さん』とは呼ばない。そう呼んだのは美奈だ。」

「クッ!」

「もう止めようぜ。月下の奇術師さん。」

純が静かに笑って言う。

「参ったよ。」

そう言って『長木』は灰音のマスクを外した。

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