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会議室から恋。~健人~

第4章 4

「あぁ。そういうことか。ええぞ。連れてけ。七瀬に追い付きたいってか。ええ心構えやな。それも考えといたるわ」

「そうですか。服部には実績作ってもらいますので」

「おぅ。お前もそんなん考えるようになってきたか。自分は出世したいとか思わんか?」

たしかに、他の同期が出世したいと願っている中、オレは黒田さんに頼ってばっかりだ。

「オレは、黒田さんに一生ついていきますよ」

電話の奥で、フッと笑ったような声が聞こえた。

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