占いの館【YES∞NO】
第5章 快感無知彼女
「…可愛い…志穂…
何も知らない…子供の志穂…」
耳を舐められ、顔を赤かくする姿を…
目の前の裕司と、イブが見ている…
「!!!離れろ!!!志穂から、離れろ――――!!!」
裕司の声が…ピチャピチャ…と舐められる耳から微かに聞こえる…
『あ……裕司が…何か…
あっン!!!言ってる…』
ぺちゅ…ハム…ハム…ぺろん…
「…ホントだ…
離れろだって……」
アダムは後ろから抱き着く形で耳をアマガミし、指を絡める…
その指が…
私の制服のブレザーのボタンに移動する…
『あっ……アダム…ん…』
「…ダメ……?」
アダムの甘えるような…
優しい声が…私の耳をくわえたまま…届く…
ゾゾゾ―――…
背中に鳥肌が立つ…
しかし、嫌な鳥肌ではない…
期待と…興奮と…
未知の感情が…
私のなかを駆け巡る…
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