占いの館【YES∞NO】
第7章 本能的縦列
『土下座?…プライドも何もないんですか?
ないか…この犬は…
いや…豚だ…ブーブー泣く…メス豚!!!』
私は…アダムとイブの髪を掴むと…引きずるように…神田さんの目の前に連れていく!!!
『…メス豚を…ど〜しようか?まだまだ、放置しようか…』
『いや!!!もう、待てない!!!』
神田さんは、飛び掛かる勢いで顔を上げた!!!
ぐぃ!!!
私は、神田さんの頭を踏み付け…
土下座の形に戻す!!!
『何、勝手に顔上げてるんですか?まだ、土下座でしょ?バカ豚』
『……はい…』
神田さんの声は…床に潰され、微かにしか聞こえなかったが…
嬉しさも混ざった…情けない声だった…
『アダム…イブ…
マゾ役ありがとう…』
そう、言うと…床に転がっていた二人は…
『いいぇ…ホントに気持ち良かったんです…』
「ホント、ホント!!!あれは、マジ気持ちいいから…」
私は微笑み…下ではいつくばっている神田さんを見て笑う…
久しぶりに笑ったわ…
私の足の下に…神田さんが…
踏まれ…喜んでいる
『はぁ…あああ…いい…』
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える