占いの館【YES∞NO】
第7章 本能的縦列
『ええ…ここは、愛乃さんを悩ませる人物に…お仕置きが出来るシステムがあるんですよ…』
「そう、直美に…お仕置き?仕返しをしたかった…
黒いカーテンを潜る…
お仕置きを望まないのなら、赤いカーテンを潜る…」
耳元で、囁くように甘い声でアダムはつぶやく…
私はイブの後ろに…
黒と赤のカーテンが揺れるのが見えた…
『お仕置き……』
アダムはイブの隣に立ち…カーテンを指差す…
「お仕置き…する?しない?
“YES? or NO?”」
私は…これまでの神田さんからの、嫌がらせを…思いだし…
拳を握り締めた…
『……決まってるじゃない』
立ち上がり……
私は…
黒いカーテンを潜る…
「『さぁ…
お仕置きタイムだ!!!』」
二人の声が…
楽しそうに響いた!!!
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