占いの館【YES∞NO】
第6章 失踪の代償
『これから先…
私は…健康で要られるかわからなくなった…
ズッと一緒には要られない…
捨てられるのは辛かった…
だから…思い出全部持って逃げ出した…
後…私の形跡がなくなった方が…保も…次の人と…上手く付き合えるとおもったの…』
「……なんだよ…それ…」
『後…これ…
通帳…ごめんね…黙って持ってきて…
家具とか…カーテンとか売って…入金したの。
里美ちゃんが手伝ってくれたんだ…
昨日一日…それについやした…って…
私は…午後から手術だったから…』
通帳を開くと…二人で貯めたお金に…少し…金額が足されていた
『ごめんね…保…
いままで…ありがとう…』
千織はボロボロ泣きながら…悲しそうに胸を閉まった…
「なんだよ…なんだよ…」
俺は…
自分の無知に…腹が立った…
何も…気がつかなった…
悔しくて、悔しくて…
涙が出た…
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