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月の綺麗な夜に

第3章 満月の下

何で?



何で私、一生懸命自転車漕いでんの?



そんな疑問に



は?

あんたがバカみたいにほっとけなかったんでしょーが!!




なんて自問自答しながら自転車漕ぐ私を優しく見守るように月がほのかに照らす。



公園が近くなるにつれて私も心も尋常じゃないくらいドキドキが激しくなって来て




ハァーッ

ハァーッ

ハァーッ





自転車漕ぎながら息遣いが荒くなる。



多分、そこらの変質者より息遣いが荒いと思う。






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