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月の綺麗な夜に

第6章 星の言葉

≪今、何してた?≫


≪貰った本眺めてたよ≫



貰った本を片手にベッドから起き上がって窓辺に移動して


【夏の星座】


と書かれたページを見ながら星を眺める。



本には昨日教えてもらった“はくちょう座”が当たり前だけど載ってて。


昨日教えて貰ったばかりだし。


自力で見つけてやろうと漆黒の空に散らばる小さな点に目を凝らす。




♪~♪~



LINEの通知音が鳴ったけど。

きっと流星からだと思う私は無視。



流星、ごめん。



今、私、星で必死です。





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