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月の綺麗な夜に

第5章 偶然の再会

その本屋は1階1階が凄く広い3階建ての本屋で。

良くフロア半分がゲーム販売だったりDVDコーナーだったりする本屋はあるんだけどこの本屋は全てが本・本・本!!


本だらけの本屋。


って‥本屋なんだから当たり前か。




「雫月ちゃん、こっちだよ」



ニコッと笑って小さく手招きする流星に


「はーい」



素直に従って後ろを着いて行く。



この本の山の中、目当ての本を探す事から困難なんじゃないの?


なんて思う私の心配は一切不要のようでドンドンとフロアの端へと突き進み



「ここだよ」




本に指差しながら微笑む流星の指の先に視線を向けると――





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