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月の綺麗な夜に

第5章 偶然の再会

柚はドリンクバーで何やら奇妙な色のドリンクを作り上げ、毒々しいジュースを“旨いっ!”て言いながら頬杖付いて



「夜、誰も居ない静かな公園で2人。

なーにもなかったわけ?」



チューッとストローで音を立てながら未確認ドリンクを上目で飲む柚。




「何かって何が?」



キャラメルラテを飲みながら言葉を返す私。



「男と女、公園に居て何もないって変じゃん!」



ビシッ!と私に人差し指で差す柚の指をぎゅっと掴んで



「人に指差すなっつの。

何もなくて変じゃないでしょーが。」



そもそも、柚が貞操が無さ過ぎるんだっつの。



呆れ溜息を吐きながらゴクリとキャラメルラテを飲み干した。






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