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月の綺麗な夜に

第5章 偶然の再会

「で、決めたの?」

「何を?」



夜道、女1人帰らせるにはいかないから。


って、何となく私よりひ弱そうなインテリ眼鏡男子がそう言うから、家の近くまで送ってもらう事に。



「“合言葉”の使い方」


「あー‥‥」


「もしかして忘れてたパターンのやつですか?」



ゲッ。バレてる。

その眼鏡‥読心出来んのか?!



「んな事ないし?!考えてるし?!

最後の“バイバイ”的な感じで使おうと思ってたんだし?!」



適当に思いついた言葉を適当に並べて必死に誤魔化し。








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