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月の綺麗な夜に

第5章 偶然の再会

「へ?」


私の言葉に今度は流星が目を後ろの満月並みに真ん丸くする。


「“へ?”じゃないし。
“連絡してもいいんだ?”じゃないし。
散々好きな時に連絡して来てんじゃん。なーにを今更!」



あんた、バカなの?的な言い方で流星に言葉を投げる。

ちょっと‥いや、結構バカにした感じで言ったのにどう言葉をキャッチしたのか嬉しそうにまた子供みたいな無邪気な笑顔で



「うんっ!」


大きく縦に首を振って



「ありがとう!」



何故かお礼を言われた。



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