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愛の嵐

第31章 過去×未来=今

俺は智の事を忘れた訳じゃない
ただ、思い出として胸の奥に押し込んだんだ
時間を追う事に連絡は減っていった
智を責めたりはしない
俺も日々に追われ連絡が減ったから

櫻「そういえば、彼女泣いてたぞ?」
相「ん~、あ~、そうですか」
二「別れたんだって、さっき聞いたよ!」
櫻「だからかぁ。相変わらず短いな」

ほっとけ!
好きで短いんじゃないんだよ
熱くなれないんだ
身体が灼けるように熱い恋を知ってるからぬるま湯じゃ物足りない

櫻「まぁ、雅紀ならすぐに新しい彼女出来るか」
二「暫くはいらないんだって~」

会話の題材にすんのやめて
話し掛けられて眠れない

どうしてかな?
10年以上も経って今更夢を見るんだ?
智の事は諦めた筈なのに
胸がチリチリと痛くなるから嫌なんだよ

相「勘弁してくれ」

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