無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

櫻「お～い！行くよ～」
相「はいは～い♪ちゃんと付いて行くから大丈夫だよ」

翔ちゃんは潤と何かを話ながら先を歩く
俺はニノくんを伴って歩き出す

相「ニノくんは翔ちゃんが好きなんだね～」
ニ「改めて言わないでよ～！恥ずかしい」

ほんのり朱に染まった頬を手で覆っている

相「大丈夫じゃないかなぁ♪告白とか考えてないの？」
ニ「断られて今の距離が遠くなるのは嫌なんだよね～」
相「意外と小心者だなぁ」
ニ「普通はそうだよ！で・・雅紀先輩は？」

んっん～、話をいきなり振るねぇ
俺かぁ、そうだよね～

相「俺はまだ友達になったばっかりだから分からないよ」
ニ「でも気に入ってるでしょ？」
相「まぁそれはそうだけど・・ねぇ」
ニ「そんな事言ってたら誰かに取られるよ～？」

グイグイ来るなぁ
恋バナが好きってニノくんは女子みたいだな

相「ふふっ」
ニ「何笑ってるの？」
相「ニノくん、翔ちゃんに告白しなよ！」
ニ「いや、だからさっき・・」
相「絶対大丈夫だから！」
ニ「う～・・でも～・・ん～」

腕を組んで悩んでいる
俺も告白をしようと思ったらこんなに悩むのかな？
潤はどんな反応するだろ？
それを思うと確かに不安になるかもな

櫻「遅い！」
松「何してたの？」
相「あぁ、ごめんね～。話してたら歩くの遅くなっただけだよ！ねぇ、ニノくん♪」
ニ「う、ぅん」

ニノくんは恥ずかしそうに俺の後ろに隠れてしまった