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愛の嵐

第20章 諷意の嵐

《大野side》

雅紀くんが俺を好き?
スキ・・すき・・好き~~?!

大「マジで言ってる?」
相「うん、大マジ~!」

ガバッと抱き付いて来た~
抵抗出来ない
全てに驚き過ぎて完全に無抵抗

相「好きでいてもいい?」

聞かれてハッと我に戻る

大「ダメじゃないけど、何で俺?」
相「智くんといると安心するし、俺の胸の穴を埋めてくれたんだ」

抱き締める腕に力が入って
小さい俺は雅紀くんに包み込まれた

大「俺より皆の方が格好いいし、頭いいし、才能あると思うよ?」

うわ、自分で言ってて虚しくなるなぁ
俺って何もない・・・

相「そんな事ない!智くんは誰よりも格好いい!俺は智くんがいいの~」

チュッと頬にキスを受ける
顔どころか体中が赤くなる

相「かわい~♪智くん好き~!」

酔っ払ってるのかと思うくらいのはしゃぎようだ

俺も悪い気はしてない
それどころか嬉しい
俺、雅紀くんが好きなのかな
そうでなかったら、こんなにドキドキして嬉しくならないよな

大「俺・・・」
相「ん?どうしたの?」

もの凄い笑顔で俺を覗き込む
近い!近すぎる!
あと数センチでキス出来る距離だ!

大「俺も好きになっていい?」

目の前の笑顔が固まった

相「い・・いいよ!いいに決まってる!」
大「ぅむっん、ん~!」

チュ~ッって、いきなりキスされてる!
え?俺って受け身?嫌だ!
それは断固拒否する!

グッと体を引き離す

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