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愛の嵐

第41章 擬議×啼哭=縁成

《大野時間》

何この状態!!
もっと抵抗しないといけないのに出来ない
暴れて翔を傷ついたらって考えてしまう
でも・・・掘られんのはヤダなぁ

大「頼むっから、はぁ、っくぅ、止めっ」
櫻「その割には・・ねぇ」

しっかりと上を向いた自身が主張している
厭らしく濡れて
好きだと言われて興奮してる
その想いに応えたい
けど、それでいいのか迷いもある

櫻「もうっ、いいかなぁ」
大「えっ、ちょっ、まてっ、やめっ!」

痛みに備えてギュッと瞼を閉じた

大「んっあぁ?!」
櫻「っうぁ、はっはぁ、いっ、いたっい?」
大「いた・・くない」

来るはずの痛みなど来るはずが無かった
寧ろ俺は温もりに包まれていた
なっ?!あれ?俺が・・入って?

櫻「へへっ、んぁっ、ごめっんね」
大「なんっで?あぁっ、翔っ!待って、待って!」

驚き過ぎて身体を捩ってしまう
嫌ではない重みが腰にズンっと掛かる

櫻「へっ?ちょぉ、うごっかない、んっでぇ」
大「あっ、ごっ、ごめんっ・・・外して」

言わなくちゃ!
翔が泣いてた
苦しそうに、切なそうに、悲しそうに
好きって伝えただけじゃダメなのかな?
でも、先ずは伝えないと何も始まらない

櫻「ヤダ!絶対ヤダ!」

なんだと~?!
笑ってる?
あぁ、違うな
また作り笑いしてるんだ

大「抱き締めたい・・だから外して、翔」

少し戸惑って、ゆっくりと手を伸ばし解放してくれた

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