テキストサイズ

Pour mon cher -笑顔の先に-

第4章 目と頭

「愛ちゃん、彼氏さんに連絡しといたからもう迎えに来ると思うから」


「はっ!?」



思わず大声あげてしまって




「愛ちゃん、シーッ!!」




自分の唇に人差し指を当てて“静かにっ!”てさっちゃんから怒られてしまった。



いや、だけどね?!




「あ、ほら!来たみたいだよ?」




えぇぇぇええ!!!




「愛!?」




声のする方をゆっくり振り向く。


そこには、ドアを開けると同時に心配そうな表情でハァハァ息を切らして入ってくる猛司の姿があった。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ