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Pour mon cher -笑顔の先に-

第3章 愛×愛

「猛司も何か飲む?」


「いらねー」


「あ、コーヒー1つお願いね」



話を聞けっ!

いらねーっつーただろうが!


ウェトレスに軽く手を挙げて注文する姿でさえ腹が立ってくる。



「動くな。香水臭くて周りに迷惑だ」


「えー?凄くお気に入りなのに?」


「センス。悪いんだな。」




昔から何もかもセンスが悪いのは今も変わらないんだな。


愛は凄くいい匂いなのに。

少しは見習え。



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