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相変わらずどこに行くのか教えてくれない猛司だけど、２人で手を繋いで歩く行為は凄く好き。



ゆっくり歩幅をお互い合わせながら、手を繋いでしっかり歩く。


２人の仲もこんな感じで１歩１歩進んで行けばいいなぁー‥


なんて思わせてくれて、心が凄く温かくなるこの２人で歩く時間がとにかく大好き。




「愛ってさー人の何倍歩いてんだろうな？」


「へ？」



突然の言葉に思わず猛司を見上げる。


‥どういう意味だろう？



「俺の１歩で愛はさっきから４～５歩は歩いてないか？

どんだけ歩幅小さいんだっつーの」



「煩い！！」



ケタケタ隣りで楽しそうに笑う猛司に一言ツッコミ。