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緑の縁

第3章 私の一日

蘭以外の人には私がメイドさんであることは内緒。

学校側は流石に知っているけど、
ご主人様の力で、特に何もいってこない。

「ご主人様、私みたいなののどこがいいんだろう。」
「また、それ?」

昇降口で靴を履き替えながらポツリと呟く。

「だって、彼女さんとか婚約者とか・・・さ・・・」
言ってて胸が苦しい。

「あのさ・・・」

蘭が面倒そうに口を開く。

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