
ホストに恋
第31章 31
「お兄さん!!いい子いますよ!!安くしますよ、さぁ…どうぞ…」
太一わ、弱い酒を飲み…限界に達していた
呼び込みされ、店内に入ると、すぐに女がついた
「あれっ!?太一くん!!」
「誰だっけ?」
「私!!真理だよ真理…高校一緒だったでしょ!!」
「ん~…そうだったかな。」
「太一くん、変わらないね。一緒に勉強したでしょ!!私たち保育士目指してたぢゃん。」
「保育士が…男相手に酒つぎかよ。」
「諦めたの…まぁ…家庭の事情って奴よ」
「ハハハハ…俺と一緒か…」
「太一くんも?」
「ん、ホストやってる。」
「太一くんがホスト!? 意外だね!!」
「ホストなんか、やるんぢゃなかった…勇作なんか好きになるんぢゃなかった」
真理の膝に倒れ込む
優しく頭を撫でる真理…
目が覚める太一…
「…どこだ?」
「…目覚めた?ごめんね、太一くん凄く酔ってて…タクシーにも乗れない状態で、仕方なくうちに連れてきちゃったの。」
「…えっと…君…わ…」
「やだ…私のこと覚えてない?」
太一わ全裸だったのだ
「…俺…まさか…」
「フフフ…自分で脱いだんだよ太一くん…」
「ごめんね…」
「大丈夫、寝込み襲ったりしないから」
その時…
オギャーオギャー
赤ちゃんの鳴き声がした
「あ…ごめんね、」
奥から子供を抱いてくる真理
「まだ4ヶ月…」
「…そっか、結婚したんだ。可愛い赤ちゃんだね。」
「…未婚の母なんだ…子供ができたって言ったら逃げられた…こんな仕事してたらね…対外の男わ逃げてく」
「そんな…」
「でも、さすがにおろすことわ出来なくて…両親にも見放されて…一人で産んだの…でも…現実わ厳しい…」
「抱かせて…」
赤ちゃんを抱く太一
「可愛いね…」
「珍しい!!その子私以外に抱っこされると泣くのに。」
優しく赤ちゃんに微笑む太一。
