
チョコレート
第3章 すれ違い
陸斗side
急に彩が顔を上げた
ち、近かっ…
ヤバ近くで見ると
余計可愛い
気づけば彩に
キスしてた
「んっ…ぁ…」
そんな声出されたら
理性吹っ飛ぶんだけど
無意識に
どんどん深くなる
「んんっ…ぁっ…りくっ…」
こいつヤバ
可愛すぎ…
「ぁっ…ふぁッ…んっ」
しばらくして唇を離した
真っ赤な顔で俯く彩
「だ、ダメだよ…」
「えっ」
「陸彼女いるでしょ?」
涙目で聞く彩
彼女?
「いや、いねぇんだけど…」
「うそっ!だ、だってこの前私年上の女の人と陸が腕組んで歩いてるの見たもん!」
…腕?
あ、あれか
「多分それ母親だわ」
