
チョコレート
第12章 海
彩side
私は1人で更衣室に行き
お金をとって
お店に行った
売り場はまだすいていた
お昼から混みそうだなぁ
「すいませ~ん」
私は奥でテーブルを
拭いていたバイトらしき
男の人を呼んだ
「あ、はいはーい」
その人は
爽やかな感じの
お兄さんだった
年は一個か二個上かな?
「かき氷のイチゴ下さい」
「200円ね」
私は財布から200円出して
お兄さんに渡した
そこでお兄さんが
私の顔をしっかりと見た
「お姉ちゃん可愛いから、おまけで練乳かけとくね」
「か、可愛いだなんて!でもありがとうございます」
ラッキー♪
「はいっ」
いっぱい盛られた
かき氷をもらい
近くの椅子に座って
食べ始めた
「やっぱかき氷だわ♪」
美味し~
そう言えば優衣
楽しんでるかな?
「よいしょ、ご一緒さしてね」
黙々とかき氷を食べていると
さっきのお兄さんが
私の前に座った
「あ、はい。でもお店いいんですか?」
「いいのいいの、今人少ないし、来てもすぐわかるから」
そう言ってお兄さんも
ブルーハワイのかき氷を
食べ始めた
「名前なんて言うの?」
「彩です。お兄さんは?」
