チョコレート
第2章 新しい恋
私たちはコンビニを出て
マンションの裏の公園に来た
「風が気持ちいい」
「春だからな」
「そうだね」
ベンチに座る私たち
ふと、優衣の言葉を思い出した
‘どっちかと付き合えば?’
…何思い出してだ私
「はぁ…」
「なぁ、」
「ん?」
「…」
「どうしたの陸」
「やっぱいいわ」
「もぉ、だからそう言うの気になるんだってば」
そう言えば屋上の時のやつ
誤魔化されたままだったなぁ
「…言ってよ」
「わかった。嫌だったら答えなくていいから」
「う、うん」
なんだろ急に
「なんで元彼と別れたの」
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