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ふたりのち晴れ

第6章 巧―晩飯


結局、楠木は うちで晩飯を食っていくことになった。


家へ向かう途中考えていたことがあった。


それは…おふくろが
雑誌kurの読者だということだ。

楠木を見た瞬間 おふくろは発狂するだろう。



―到着―

ガチャッ


母『おかえりー、た………く…。え!?理央くん!?理央くん!?に似た人?』

巧『楠木理央だよ。今日うちで晩飯作ってやって』

母『本物!?えぇぇぇぇぇぇ!?理央くん、こんな汚いうちでごめんねー』

楠『夜分遅くにすいません。おじゃまします』

母『ご飯できるまで、たくの部屋でまっていてちょうだい!すぐ作るわね!』


そう言われ 俺たちは2階へあがっていった。


楠『わぁー。部屋広いね!』

巧『なんもないけどな』

楠『そんなことないよ!もしそうでも、必要最低限の物しか置かないってかっこいい!』

巧『わけがわからん。あっ、ちょっと待っとけ』

楠『???』


俺は他の部屋に立ち寄りファイルをもって部屋に戻った。

巧『これ』

楠『うわぁ!すごいー!』

そのファイルには、母がこれまで集めたkurの切り抜きが挟まれていた。

その中には楠木の切り抜きもあった。
俺も初見なんだが 、こんな身近に楠木が載ってたのか…。

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