甘すぎて気絶
第5章 チャラ男のカノジョ
俺には可愛い可愛い彼女がいる。
付き合って1年6ヵ月。
可愛い可愛い花音ちゃん
もうね、可愛いの
これほんとのほんと。
花音ちゃんは素直になれなくて
意地張って強がって
ひとりで泣いちゃう女の子。
知り合った頃は
可愛い子だな、くらいだったけど
花音ちゃんを知っていく度に
俺が守らなきゃって気持ちが強くなった。
‥‥嘘。
そんな格好いいもんじゃなくて。
他の男にとられたくなくて
他の誰でもない俺が、守りたくて。
花音ちゃんに告白する前日の夜は
正直一睡も出来なかった。
まあ、返事は可愛い外見とはかけ離れた
なんとも不思議な返事だったけどね
『雅人のこと‥‥きらい‥の、反対の反対の反対の反対の反対‥‥』
いや普通に好き言いたいんだろうなって分かったけど
今時小学生でも反対の反対、なんて手口使わないよな。
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