テキストサイズ

恋して桜!

第9章 不知火さんに恋したら

千鶴の作った肉ジャガは夕食ではなく
原田の読み通り不知火達がきた時に今宵の酒の肴として出された。

永倉「うめー!最高だぜ!」
平助「千鶴の作るメシはなんでも美味いなー」
千鶴「へへへ。ありがとうございます」

ガツガツと肉ジャガを食べる永倉と平助…
気付けよ!!と心の中で叫ぶ原田。

そんな中、不知火は肉ジャガを一口食べて、ふと考えた。
肉ジャガ好きだって話したか?
不知火が不思議そうな顔をしているのを
天霧が見て笑う。

不知火「あ、お前か⁈」
天霧「美しい女性が作ってくれるとより一層美味しく感じますね」
と、含みのある笑顔の天霧。

不知火「まぁ…良いんだけどょ」
肉ジャガって、肉だし。時代の先行ってるみたいで好きなんだょな。
にしても、肉ジャガわざわざ作るだなんて、俺の事…好きなのか?

原田が不知火の腹の中を分かり切った様に苦笑いする。
千鶴は心配そうに不知火の顔を覗き、「お口に合いましたか?」なんて聞いてる。


たぶん、千鶴の中に自覚は無くても好きなんだろうな…とか原田は考えた。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ