優しくしないで
第6章 花火を…君と…
一周…たわいのない話しをしながら
俺達は流れた
『太一、剣達と合流しよっか?何か飲みたいし』
「あぁ…」
プールを出て歩き出すと、
濡れていた床に、静が足を取られ滑った!!!
『キャッ!!!』
「静!!!」
俺は…
あの日を思い出した…
雪崩のように
留美にぶつかる先輩達の…
体…足……スパイク…
俺は、必死に叫んだ
叫んのに…
雪崩は止められなかった
俺は…何かを叫びながら…
静の体を抱き留めた!!!
『太一…』
腕の中の静を確認して…
安心し…抱きしめた…
留美も…あの時…
助けたかった
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