テキストサイズ

君と出会って世界が変わったー。

第5章 妬みと友達

あれから数日後。

呼び出されることはなくなったものの、

周りからヒソヒソと話してる声が聞こえたり

変な目で見られることが多くなった。


こんな状況には慣れっこのはずの裕罹だが、

教室はとても居心地が悪かった。


そのためか、お昼は中庭で食べることが多くなっていた。


生は、暇な時間さえあれば裕罹に話しかけてくるようになった。


そんな行動があるからこそ余計周りの視線が痛く感じてしまう。

でもそんなことを生に言ったら、生を傷つけてしまう…


前まではこんなことは思わなかった裕罹だが、

自然と思うようになっていた。


この感情の意味は、まだ、知らないけれどー。


でもそれは日に日に大きくなっている気がした。



そんなことを考えながら、中庭のベンチで弁当を食べてる時だった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ