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『幼なじみ』

第1章  記憶



「ふぅ・・・」



あたしは・・・
自分の問い掛けに
答えを出せないまま・・・


無性に
切なくなる気持ちを
押し殺し・・・


深い溜め息をつく・・・



「こんなはずじゃ
なかったよね・・・拓弥・・・?」



聞こえるはずもない
独り言を呟いてみる・・・。


そして・・・
窓から漏れる朝日と・・・


毎日のように
飛んでくる・・・


可愛い小鳥のさえずりに
現実へと誘われ・・・



ふと
我に返った・・・。









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