『幼なじみ』
第6章 悪魔
「はい・・・フロントです」
仕事のヤル気を
全く感じさせない・・・
中年女のダミ声が
受話器から聞こえる・・・。
「あ~今から男一人・・・
先に出るんで・・・
連れはテキトーに
後から帰るから・・・
鍵・・・
先に開けてくんない?」
カチャッと・・・
オートロックのドアが
開く音がして・・・
間もなく・・・
【宿泊代は一万五千円です。
料金を出入口の支払い
BOXに入れて下さい。
ご利用有難うございました】
冷たい機械音が・・・
室内にアナウンスされる・・・。
『チッ・・・マジかよ・・・?
もうどーでもいい
女どもに・・・
高いホテル代払うの・・・
いい加減・・・
止めにすっかな・・・』
普通のSEXを・・・
普通にヤリ尽くしてきた
拓弥は・・・
こっちはもう
飽き飽きしてんだよッ!
と言わんばかりに・・・
激しく
受話器を置いた・・・。
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