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「…ん……おね……おねいさんっ！」

シャルルの声が聞こえる

「ん…う……」

身体を起こして後頭部を触るとズキズキした痛みが走った

「いててっ……」

「さっきまで、冷やしてたんだけどね…、マゾくんこわいでしょ？」

やっぱり李音くんがやったのか…

「ねえ、もしかしてシャルルも 殴られたことあるの…？」

「おねいさんはまだ、マシじゃないかなっ…」

シャルルは、パーティの時と同じワンピースのまま、それをしゅるりと脱いだ

「ちょ…シャルル⁈」

「ほらっ、ここ見てみ」

シャルルは後ろを向いて肩からお尻の上あたりまである傷跡をなぞった