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ツンデレ彼女。

第10章 石田恭介について

恭介くんとの"あれ"は、賢人だけが知ってる。
(と思われる)

賢人は、別に何もあたしには言ってこない。
けど、意地悪ーくあたしにあいつモテるなあとか言ってくる。
何をあたしに期待してんだか。
あたしが何が言いたいの?って聞くと、いや別に??と冷たく返してくる。
でも美来のこと好きなんでしょ?って聞くと、うるせー!わかんねーよ!!って顔赤くする。
面白いよねー笑。




「ねえみゆちゃーあん、バド部楽しーい?」
おっと、恭介くんです。
「え、う、うん!?楽しいよ!!?」
「そっかあ、そりゃ良かった!俺もバスケ楽しい!」
「そうなんだ!良かったじゃん!」
「うん!!!」

最近はこんな感じ。
なんか、子どもっぽくなった気がする。
なんとゆーか、甘えてくるとゆーか。
ガツガツ思春期盛りの恭介くんを出さなくなった。
でも、なんとなくあたしとの良い距離を測ってくれているのかなって思う。
優しいんだよなあ…。
好きになっちゃだめだって…もう何度も、言い聞かせてる。

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