はぴねすっ!!!?
第20章 春の気持ち
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つばきんは確かに正論を言った。
でも俺は、手頃な女を勢いでやる、訳じゃない。
さっきだってわざと、じゃない。
ホントにブレーキが効かなかった、っていうか。止められなかった。
もっともっとつばきんがほしいと思ってしまった。
「勢いじゃねぇよ。」
「へ?」
つばきん、つばきん。デカイお目めが点になってるぞ?
「俺は......少なくとも俺はつばきんが好きだから
やりたいって思った。」
お、俺は何さりげなくコクってるんだ?!
つ、つばきんが石みたいになってるし!
「は、ははははははは。い、今のは.....」
どどどどどど、どうする?俺?
忘れてくれ、って言おうとしたけど。いいのか?せっかく誰よりも早く告白できたのに。
たぶんだけど、今のところライバルは二人。しかも強敵。
つばきんの心も微妙にあっちに傾いてる気がする。
だから、かえってよかったのかもしれない。
先手を打っておくのは。
「あ、あの。す、好きって、仲間として?それとも.....えっと......ら、ラブ?」
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