テキストサイズ

プリンセスを護衛

第64章 花見での出来事

大地は業務スーパーにお菓子を買いに、美憂はコンビニに飲み物を買いに行っていた。
アイスティーとオレンジジュースの2種類の大きなペットボトルと紙コップが入った袋を提げて美憂が出てきた。
コンビニのすぐ脇は繁華街だった。

(なるべく早く戻ろう。)

美憂がそう思った時だった。

「ねえ、そこの君!」

明らかに堅気の人間では無さそうな男が美憂に話し掛けてきた。

「…何ですか?」

美憂はそこの繁華街には風俗店が多いのをよく知っていた。
心底、関わりたくないと思い、美憂は冷たい声で聞いたのだった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ