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プリンセスを護衛

第56章 美憂の抱えるもの

圭太と美憂は同級生。
何かと授業が被ることが多い。
その日も圭太はいつも通り教室に行った。
美憂が来ていた。
これもいつもと同じ。

「でも、美憂ちゃんの様子がおかしかったんです。」

圭太の言葉に優馬は首を傾げた。

「どんな風に?」

「上の空っていうか、ボーッとしているっていうか。」

優馬は不思議そうな顔をしていう。

「そりゃあ、ミュウだってたまにはそんなこともあるだろう。」

なんでもないように優馬は言う。

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