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プリンセスを護衛

第52章 サイドストーリー 紅葉の栞

優馬がすこし驚いた表情をして見せた。
演技の鋭い目つきはどこへやら、いつもの優しい顔である。
その変わり様にその場にいた全員が驚いた。
悪役4人もなかなかである。

「ねえ、大丈夫かな?」

美憂が泉、大地、明希、大樹が優に絡んでるシーンを練習しているのを見ながら圭太に言った。

「何が?」

「悪役が上手すぎてね。」

「どういう意味?」

「韓国のドラマであったんだ。女優の意地悪な役が上手すぎて人気が落ちるんじゃないかって。」

それを聞いて圭太は笑い出した。

「あははっ!美憂ちゃんって面白いね。」

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