本気の告白を君へ~出逢えた奇跡~
第1章 記憶
『…え……』
それは突然告げられた
『言えなくて…ごめんね』
昨日からあきくんが幼稚園に来て
いない…
心配で園長先生に聞いたら
あきくんは………
引っ越したらしい
『なんで…………何で…?』
あたしは突然の事で
そう聞く事しか出来なかった
『ねぇっ、何でっ?
何であきくんいなくなっちゃったの?』
『雪ちゃん、あきくんはね、
お家の用事で…遠いとこに
行かないといけないの…。』
『やだよ…やだよぉっ』
あたしは一晩中泣きじゃくった
お母さんにもすがったなぁ…
だが…………
その出来事は
今のあたしはもう…
忘れているのです
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