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理想と偽装の向こう側

第6章 予測不可能

「ピンポ~ン」



インターフォンが鳴った。
黎子たちが来たんだ。



自分の家じゃないのに、妙な緊張感が走る。



「いらっしゃい!」



「お呼ばれします。」



「お、お邪魔します!!」



黎子は長い髪をシュシュで一つに束ねて左肩に流し、緩めの大きい花柄のワンピース、いつものカッチリした服装とは違い、ちょっとフェミニンだ。 



何か、雰囲気違うな…。



「いらっしゃい!初めまして、小田切です。今日はゆっくりしていって下さい。」



小田切スマイルで二人を迎える。



「今日はお招きありがとうございます。北川と申します。これ良かったら後程みんなで。」



と、アルコール類とケーキを持ってきてくれた。 



しっかりハイネケンもある。 



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