切ない関係
第6章 告白のチャンス。
「来た、来た」
相変わらず、松潤は笑みを浮かべていて……
「どういう事だよ!キスするなんて聞いてないぞ!」
「落ち着けって、」
「落ち着いてられるかよ!」
俺は頭の中は疑問だらけで整理出来ない……。
「何でリーダーが居るの?」
「いや…あの、色々あって…」
明らかに動揺してる。
「色々って?」
俺に問い詰められたリーダーは全部白状した。
松潤が俺に告白する事リーダーに言ってた事。
だから、公園に来て告白を見ていた。
…………一通り説明を終えたリーダーが
「松潤!キスするなんて聞いてないぞ!」
また松潤に叫ぶ。
「落ち着けって、してないよキス。」
「………本当に?」
「うん。されてない」
「なんだよ…良かったぁー」
リーダーは地べたに座り込んでしまった。
「少しは意識した?俺の告白を聞いて」
「うん、自分がどれだけ贅沢な空間にいたか思い知らされたよ……」
また俺の知らない会話をしている。
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