
迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有
第4章 湖
「どした~」
「あ、おやすみのところ
すみません
あの、神島さん
今日は・・・」
「なんだ~?」
「今日は・・・
何してますか?」
「ブッ(笑)
なんだよデートのお誘いか?」
「そ、そーじゃなくて・・」
助手席の
カメラが
ふと、目に入った
「今日はな
俺の最も愛するヤツと
デートなんだ
悪いが
お前みたいな
お子ちゃまとは
デートできねーんだ」
「そ・・・
あ、お邪魔して
すみませんでした
じゃ、じゃあ
いいので
すみ・・」
「おいおい冗談だよ(笑)
なんか
用があったんだろ?
言ってみ?」
「あ・・あの・・
暗室を・・」
やっぱな。
ろくに
暗室を触らせて
やらないまま
あのまま
マシロは
俺の部屋に来てなかったんだ
しばらくぶりの連休に
マシロは
俺の部屋に
来たいと
電話してきたんだと
すぐに
わかっていた
「見たいのか?暗室」
「はい」
「んじゃ
その前に
ちょっと付き合え」
「え?」
「30分後に
A駅前で待ち合わせ
いいな?」
「え?
さ…30分?
神島さ」
ツーツーツー
さ、出発だ
俺は
サイドブレーキを
おろして
気分よく
アクセルを踏んだ
