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迷路…俺の場合 (Ver.N)BL表現有

第8章 鎧

「ちょ・・


ちょっと待てよ

お前
何言ってんの?


お前が
どうにかなりたいんじゃ
ねーの?


しかも
俺たち
男同志だぜ?


それに・・・」





それに


あんとき・・





神島さんは




マシロの名前を

呼んだんだ・・・







「男同志だから

お願いしてるんです」





「マシロ

お前言ってること
おかしいぞ?」




俺は

マシロが敷いた
布団の上に座り


膝をまだ
抱えている
マシロの顔を
覗きこんだ



まだ

マシロは

俺とマシロの
布団の間にある
コーラを見つめたまま



瞬きひとつしていなかった






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