花火の秘密
第3章 すばるくんとの秘密
想像しただけで吐き気がする。
「たつよしー。寝むたそうやね。」
ぼけーっと突っ立ってると急に後ろから声がした。
振り向くと俺の妄想などひとつも見えないきれいな目をしたまるちゃんに見つめられ
ていた。
「……おん。眠い。章ちゃんまだなん?」
危うくその瞳に吸い込まれるかと思った。
「まだみたい。どないしてんやろな。なんか事故とかにあってなかったらええんやけど。」
ふんわりと漏れ出る優しさが今日もまた俺の心をがっちりつかんで離さない。
「…大丈夫やろ。」
どうしてもまるちゃんの優しさ、面白さに対して俺は素っ気ない対応しかできない。
まるちゃんが構ってこないと辛いのに、構ってくるとつい冷たくする。
村上くんみたいにうまく話を続けることが出来れば、もっと二人の時間を作れるはずなのに。
「たつよしー。寝むたそうやね。」
ぼけーっと突っ立ってると急に後ろから声がした。
振り向くと俺の妄想などひとつも見えないきれいな目をしたまるちゃんに見つめられ
ていた。
「……おん。眠い。章ちゃんまだなん?」
危うくその瞳に吸い込まれるかと思った。
「まだみたい。どないしてんやろな。なんか事故とかにあってなかったらええんやけど。」
ふんわりと漏れ出る優しさが今日もまた俺の心をがっちりつかんで離さない。
「…大丈夫やろ。」
どうしてもまるちゃんの優しさ、面白さに対して俺は素っ気ない対応しかできない。
まるちゃんが構ってこないと辛いのに、構ってくるとつい冷たくする。
村上くんみたいにうまく話を続けることが出来れば、もっと二人の時間を作れるはずなのに。
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