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貧乳ヒメと書かない作家

第24章 名探偵?千春

桐生は平静を装って立木に近付いた。

「立木君?」

「は、い!」

桐生に声を掛けられて緊張の様子。

「松田から聞いたとは思うけど、一応自己紹介しとくね。
俺作家やってる桐生といいます。
よろしく」

「先生の事はよく存じ上げてます。
ジャンルが幅広くて、豊かな表現で、難しい言い回しが少なくて、とっても読みやすくて…
自分じゃどうしても趣味に偏ってしまうんですよ…はっきり言って尊敬してます!」



桐生は胸を実弾で撃ち抜かれたと思った。


「どうだった?」

千春が興味津々で近寄った。




「どうって…いいやつだったよ。




でも



俺が恋しちゃいそうだったよ」




千春は呆れ顔でため息をついた。



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