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悲歌慷慨

第20章 6月29日


世界で一番大事な人が

いなくなっても日々は続いてく

思い出せなくなるその日まで

何をして何を見て息をしていよう

ひらひら輝くこの雪も季節も

せめてあなたがそばにいれば

今ではただ冷たくて邪魔くさいだけね

寒いねって言ったら

寒いねって聞こえる

あれは幸せだったのね




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