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S×強気で恋になる

第64章 お前といるから

真っ暗じゃねーか

っーかゲイ多くねーか、この公園。

ベンチもあの木の影も
みんな結構盛ってんな・・・

知らなかった、この公園
プチ発展場じゃねーか

そう思いながら、トイレらしき建物にたどり着く

中からは明らかに最中であろう声が聞こえてきた

ったく・・


スーッと横扉を開ける

と、複数の男が「わっ!」などと、声をあげていた

「あー、構わない。気にするな。続けてくれ」

そんな風に言うとジロジロ見られたあと、またそれぞれ続け始める

すると奥の個室、というか車椅子用なのか広めの個室からパーマをあてた男がでてきた

「兄ちゃん、相手探してんのー?」
「ちげぇ。不機嫌くんを探してんだ。」
「あ?兄ちゃん、頭イカれてる系ー?」

そう言いながら汚い男が俺の肩に手を置く

「汚い手どけろ。怒るぞ」
「なんでー?俺たちと遊ぼうよ。俺たちさ、さっきめっちゃイケメンに逃げられてつまんないとこだったんだよね。」

そう言うと、男が複数奥からでてきた
ニタニタ笑う連中の中の一人が
お土産袋を持っているのが目に入る

そしてその中には不機嫌くんと何かお菓子が入っていた


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