S×強気で恋になる
第37章 和也の優しさ
「真一?目覚めた?」
「っんー・・・、隆彦?」
「寝過ぎだ。ここ俺のベッド。お前なにしてんの?」
本当はおれが薬飲ませたんだけど、んなこと言えるか。
「え・・・昨日?・・・あ。」
純平置いてきたままだ
なんで俺こんな奴の部屋に
なんか飲んだんだっけ?
それで寝ちゃってたわけか
「わりぃ。今何時?」
「13時だ。親父とお袋がさっき、今日も泊まれって言ってたぞ。なんでもいーから、風呂入ってどっかいけ。」
「あぁ・・・」
なんだろ、なんか腑に落ちない。
ん、メール?和也か。
純平は和也の部屋にいるのか
ガチャっと自室のドアを開けると、ベットメイキングがされていた。
なんだ?ベット全部綺麗になってる
シーツも・・・
純平の服ここにたたんである。
あいつ着替えはない。
俺の服貸そうと思ってたからな。
ってことは、今全裸?
いや、和也の服着てるか・・・
俺が寝てる間になんかあったな
っ、くそ!!!
ここ連れてくるときに、離れないって決めたのに。
純平も、隆彦と悠二が好きになったかな。
俺、あんな口上手くねーしな。
風呂入ったら、和也の部屋いくか
和也なら・・・
ほっといても大丈夫だな
和也は昔っから俺の味方だし
兄貴達の中でも1番、一緒にいて落ち着く。
悠二は力強ぇーし
隆彦は・・・怖いしな
俺も雅史に優しくしよ。
いい兄貴にならなきゃな
なんか腹減ったな
そう思いながら風呂へ急ぎ、和也の部屋に向かった
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